帆柱新四国霊場第36番札所

帆柱新四国霊場-36番札所-【北九州のお遍路】

北九州帆柱新四国霊場36番札所は畑観音釈王寺。

最終参拝日 令和4年1月10日

36番札所「畑観音釈王寺」

所在地〒807-1124
北九州市八幡西区畑27
寺号
宗派
お寺のご本尊
脇侍
帆柱霊場のご本尊十一面観音
ご真言おん まか きゃろにきゃ そわか
ご詠歌
大師堂の有無
弘法大師像あり
開基
創建
御朱印

所在マップ

畑観音のお堂登り口を地図で示しています。

道路を挟んだ向かいに駐車場あり

1回のご利用につき100円だそうです。

その他

畑の観音様として親しまれている観音様です。

眼病予防にご利益があるとかないとか

入口前付近に立っている畑観音の説明版

昔は雨乞いの儀式をしていたと記載があります。

本堂内に掲げられた畑観音ご由緒

「帆柱山新四國開山九十周年誌」にご由緒の記載があるため九十年史より引用を記す。

畑観音

そもそも畑音滝山釈王寺観世音と申し奉るは、崇徳天皇の御后にして其の由来を尋ねるに、鳥羽上皇の保安四卯正月廿八日(一一二三)宝算廿一才にして位を第一の宮顕仁王に伝へ崇徳と申し奉る。
先帝崇徳は御父子の仲睦じからず、変り果てたる世の習、公郷には宇治左大臣頼長、小納言入道信西、武士には六篠伴官為義父子折に謁して慰めける時に、近衛崩じ給うて、新院は別にして二皇子皇位に即き給うて、後白河天皇と申し奉る。(中略)
崇徳院皇后は、八郎(源為義の八男)を尋ね筑前の国に御后を始め白縫い御前官女三人召連れ給ひ、都の空を後にして浪花の浦より船出され筑紫へ着給う。

あやにくも、為朝は合戦中なれば御后大いに驚き給い、暫く深山に身を隠し事の安否を伺はんと、此の地に足を止め給い、保元二年三月二十三日(一一五七)その日より気うつ病差し起り少しは快気又は不快気保元三寅年三月十七日不帰黄泉の客と成り給う。
源氏の血脈の官女と自縫御前と(御前盲目)琴、三味線をしてありける御后の墓に向ひ、君は十善万乗聖王の御身にして法音は聞得ずして、松の響や鶴の声、此の有様いたはしく尊霊を思奉るなりとそぞろ涙に伏し拝み暫しまどろみ有りけるに、月半面を顕して風凄まじく、木葉観音現れ宜いけるは善には必ず善むくい、悪には必ず悪くむくい、吾をば此処に祭祀せよ汝が眼病癒すなりと、かき消すが如くうせ給う。
有難くも御前両眼開きしを夢か現なりやと涙をたれて喜びける、一伍一什を村史に告げ給う。

村民こぞって廟を建て、音滝山釈王寺観世音とあがめ、年毎に三月十七日(近年新暦四月十七、八に改む)祭る。

茲に即ち縁起とす

寛政二年 蘭誉上人写す。

「帆柱山新四國開山九十周年誌」より

写真

畑観音さまへの入口

畑観音

なかなか急な坂道を登っていきます。

畑観音

畑観音

途中に粟島大明神様のお堂があります。

特に婦人科系の病気病気平癒にご利益があるそうです。

畑釈王寺 粟島様

どんどん登っていきます

高台にお堂が見えてきました。

本堂です。

札所看板

畑観音

本堂の奥には滝があります。

いまでも多くの行者さんが滝行をしに来られます。

かく言う私たちも、お遍路のご縁で滝行を始めました。

畑観音

月に数回指導者のもと滝に入っております。

私もかかわっている別サイトにて畑観音での滝行体験の案内もしております。

ご興味のある方は➩WaSaBi北九州の滝行体験↗をご覧ください。

外部リンク

境内散策の様子は下記リンク先のブログをご覧ください。

帆柱霊場を一緒に回っていますお仲間のブログです☟

動画

お遍路にてお参りの際に読みあげている読経です。

関係者に許可を頂き、本堂にて撮影させて頂きました。


【お遍路の豆知識】準備中?

参考文献・資料等

・「帆柱山新四國開山九十周年誌」
 発行日:平成元年 三月 二十二日 
 発行人:帆柱山新四国霊場本部

   

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