蒲生八幡宮

【蒲生八幡神社|北九州市小倉南区の神社】

令和3年5月 追記

令和5年1月 一部改稿

北九州市小倉南区蒲生に鎮座されている蒲生八幡神社のご紹介です。
小倉で最古級の歴史ある厄除けの神様です。

目次

蒲生神社

ご利益
ご祭神
社格
ご由緒
お祭り
境内案内・(お手洗いの場所
所在・駐車場
まとめ

蒲生八幡神社のご利益は

蒲生八幡宮

・厄災除け
・安産
・交通安全
・学業・受験合格など

ご祭神

・応神天皇(おうじんてんのう)
・神功皇后(じんぐうこうごう)
・宗像三女神
 多紀理比売命(たぎりひめのみこと)
 多岐都比売命 (たぎつひめのみこと)
 市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)
・大山祇命(おおやまつみのみこと)
・細川幽斎(細川忠興の父)
・細川忠興  など

社格

県社

ご由緒・特徴

蒲生八幡宮

蒲生八幡神社は小倉で最古の歴史を有する神社です。

蒲生八幡宮の特徴は、昔から篤い信仰を受けて来た関係で、氏子地域が県下屈指と言われるほど広範囲であり、中世には小倉一円の産土神として信仰されていたそうです。

また神社建築においても、本殿(ほんでん)、幣殿(へいでん)拝殿(はいでん)が独立した造りになっており市内でも最古級の神社建築として、平成23年12月に北九州市の有形文化財として登録されたそうです。

ご由緒(蒲生八幡宮伝記より )

住昔、蒲生村虹山(巣山)の峯に多紀理比売命(於婆姑比留賣神(おばこひめのみこと))・多岐都比売命(南香媛神(みなかひめのみこと))・市寸島比売命(厳島媛神(いつくしまひめのみこと) )の三神(宗像三女神)が天降り、「我、永く此地を守らん」と告げます。

そこで、里人は紫の池の辺に多紀理比売命を祀り、又、虹山の山頂に多岐都比売命を祀り(南香媛神の社→蒲生宮のはじまり)、紫の池の北には、市寸島比売命を祀りました。

後に、 南香媛神の社に応神天皇・神功皇后を祀り、蒲生八幡宮と呼ぶようになりました。

元暦元年甲辰年三月に壇ノ浦の合戦で、平氏が敗戦。安徳帝は入水され、三種の神器も一緒に海中に沈みました。源頼朝はこのことを嘆き、規矩郡高浜浦の漁人の長、岩松与三という者に三種の神器を探し出すよう命じます。

岩松は蒲生八幡宮に神器発見、安全を祈って海に入り、見事、鏡と勾玉を網に得る事ができ、頼朝に献上します。頼朝は喜び、岩松に規矩一郡を与えますが、「これは蒲生のお神様のご神徳によるもの」としてその土地を蒲生八幡宮に寄進(寄付)します。

その後、元弘・正慶・健武(1331年~1338年)の間、虹山城主・規矩氏には、蒲生八幡宮を篤く崇敬し、多くの神領(神社の土地)を与えます。

応永年間(1394年~)には、規矩親忠が神殿を建立します。また、文明・永正(一四六九~)間に小倉城主・小野田種尚からも篤い崇敬を受け、大永二年壬年四月朔日に規矩郡大野庄平田二反を与えられます。

しかし、天正初め(1573年~)大友宗麟の兵火にかかり、蒲生神社は焼失します。高浜に住む 若松弥兵衛 (三郎兵衛)は、このことを憂いて、高浜(現在の井筒屋付近)に蒲生八幡宮を造立します。(このときの正しい社号は 規矩(企救)八幡宮 )さらに小倉城主・高橋鑑種が社殿を造営し、鳥居を建立します。

天正十五年秋には、毛利成儀(勝信)が小倉城主となります。 規矩(企救)八幡宮を篤い崇敬し、神領二十石を与えます。慶長7年、細川忠興は小倉城築城に伴い、神社が鎮座する高浜を東曲輪(城の周りに築く石垣・濠などの囲い)とするため規矩八幡宮をもとの蒲生の池(中島山)に遷しまして、社林二町・社領二十石、又、多くの寄進物を与え、社号を再び蒲生八幡宮としました。

尚、忠興没後は、父・幽斎(藤孝)と共に蒲生八幡宮に祀られています。
(県内は蒲生八幡宮のみ)

寛永9年(1632年)に入国した小笠原藩からも篤い崇敬を受け、社殿造営等がなされました。

参考元:蒲生八幡宮伝記より

▷古事記出でてくる神様

宗像三女神
・多紀理比売命
・多岐都比売命
・市寸島比売命
天照大神と須佐之男命の誓約によって生まれた神。

大山祇命(おおやまつみのみこと)
日本全国の山を管理する総責任者、山を支配する神様と言われる。

伊邪那岐命と 伊邪那美命の子ども。
娘に浅間山にの神岩長比売(いわながひめ)、富士山の神木花開耶姫(このはなさくやひめ)がいる

蒲生八幡神社のお祭り

1月15日:どんと焼き

境内案内

蒲生神社

参拝時間は守りましょう。

▷お手洗いあります

蒲生八幡宮

お手洗いは社務所の先、坂を少し下ったところにあります。

神社や神様についての説明板がある

蒲生八幡宮
八幡さんについての説明板

境内にはところどころ神社についての豆知識のような説明板が設置されています。
手水舎とは稲荷神社とはなど読まれてみると神社のことがわかって楽しいかとおもいます。

境内社

▷幸神社

蒲生八幡宮

拝殿左手側、社務所奥に鎮座されています。

蒲生八幡宮

ご祭神:西田直養(にしだなおかい)・柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
ご利益:学問の神様

小倉藩氏で歌神様とあがめられていた西田直養が祀られています。

▷規矩稲荷神社

蒲生八幡宮

拝殿右手側に鎮座されています。

▷猿田彦社

蒲生八幡宮

階段下の右手、入口の門の近くにいらっしゃいます。
導きの神様です。

所在・駐車場

〒802-0978
北九州市小倉南区蒲生5-6-10

赤い鳥居から入ります

蒲生神社

鳥居の先の門は一方通行なので車でお越しの際はそのまま楼門をくぐって入門します。

蒲生八幡宮

神社を出るときは楼門上記写真の右側(猿田彦社の前)に道がありますのでそこを通って出ましょう。

楼門の先が駐車場です。
通常:約50台
正月:約100台(赤鳥居手前の駐車場があくのかな?)

蒲生神社

まとめ

蒲生神社

北九州市小倉にある神社、蒲生八幡神社。
氏子地域は小倉南区から小倉北区まで広範囲に及ぶ信仰を集めた歴史ある神社です。
山の中に建てられた神社は厳かというより、森と一体になって自然な感じ。
ちょっと癒されたいときに訪れると、ふっと肩の力を抜くことができる神社なのではないかと思います。(*´▽`*)

最後に

蒲生八幡宮

境内に続く階段の途中にたててありましたお言葉です。

神様を信じて祈る心、信仰心は神様の力の源となります。
神様の力を高めるのは人の信仰心(敬う心)なのだそうです。

神社に行かれた時は神様といっぱいお話ししてくださいね(*´▽`*)
神様は静かに微笑んでくださっているはずです。

追記 

令和3年2月、不調続きで蒲生神社に参拝に行きました。

その時、厄割玉という厄落としをしてきたので記事にしています。

厄割玉で厄払い

ご興味のある方はぜひそちらの記事も読んでみてくださいね(*´▽`*)

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