北九州帆柱新四国霊場30番札所は河内貯水地のほとりにあるお堂です。
最終参拝日 令和3年12月19日
30番札所「大藏河内観音堂」
所在地 | 〒805-0048 北九州市八幡東区大蔵 |
寺号 | ー |
宗派 | ー |
お寺のご本尊 | ー |
脇侍 | ー |
帆柱霊場のご本尊 | 阿弥陀如来 |
ご真言 | おん あみりた ていせい から うん |
ご詠歌 | 人をうく 立あつまれる 一の宮 むかしも 今も さかえぬるかふ |
大師堂の有無 | あり |
弘法大師像 | あり |
開基 | 不明 |
創建 | 不明 |
御朱印 | ー |
所在マップ
河内小学校の先、八幡東警察署 河内駐在所の斜め前にあるので、こちらを目指していくとたどり着けます。
車は境内手前に置かせて頂きました。
写真
お堂
お堂の詳細が書かれた額
札所看板
昔の札所
お堂内
お堂内の弘法大師像
外の弘法大師様、修行大師様像
石仏
その他
地区の人々はお観音様と呼んでいるそうです。
大正末期までは東河内と中河内の中間のところにあり、お祀りされていたそうです。
貯水池完成前は部落三十戸余が、谷底にあり、村人たちは長い高い段々の坂を登ってお参りをされていたそうです。
現在のお堂は新日鉄の多額の浄財と併せて、地区信者の浄財によって建立されたそうです。
毎年八月十七日は全村挙げて盛大な盆踊りが行われ、娯楽の場所として親しまれているそうです。
歌の書かれた句碑
(前面)水を前に墓一つ (裏)為 山頭火老兄菩薩 山頭火
願主 友人小城満睦、白雲会同人他有志
心大山の緑にすすけり。 枵堂
帆柱山新四國開山九十周年誌より
遭難慰霊碑
昭和七年二月二十七日、日本航空株式会社の白鶴号が暴風雪に遭って、針路を誤り此の上空で乱気流に巻き込まれ帆柱山腹に激突し墜落した。
救助隊が来た時、
士の霊空し、嗚呼惨し哉
ここに建碑して霊を慰む
昭和七年五月四日
帆柱山新四國開山九十周年誌より
外部リンク
境内散策の様子は下記リンク先のブログをご覧ください。
帆柱霊場を一緒に回っていますお仲間のブログです☟
お遍路をしている最中に到達すべき「三信条」の解説③
③現世利益の霊験を信じ、八十八使の煩悩を消滅させる
現世で受けとる利益とは、富や栄誉ではなく、この世で受ける「仏様の恵み」なのだそうです。
人には88の煩悩があるといいます。
煩悩とは人を傷つける等の制御不能になったような欲望のことをいうそうです。
人が持つ欲望を全てなくすことは不可能です。
仏教においての煩悩を消滅させるというのは、この制御不能になった欲望を排除することなのだそうです。
欲望の全てを排除するのではなく、欲望は正しくよりよく発揮していくことが大事といわれます。
お遍路で88ヶ所のお寺を巡ることは、仏様の恵みを頂くことで、煩悩を一つずつ消し去っていくのだそうです。
正確には煩悩の波を静めるのだそうです。
そうすることで心の平穏を手にできるといわれております。
自分のなかにある煩悩をいかに静め、自分の欲をどのように正しく発揮していくかを考えることがお遍路修行のようですね。
参考文献・資料等
・「帆柱山新四國開山九十周年誌」
発行日:平成元年 三月 二十二日
発行人:帆柱山新四国霊場本部